このブログで取り上げる食材等の考え方
このブログでは、健康に良い食品を中心に紹介していますが、今回の記事でその根拠を紹介したいと思います。
私が根拠としてかなり重視しているのは、「進化心理学」の視点です。
今回の記事をおススメしたい方
健康に関心のある人: 健康的な食事をしたい、ダイエットに興味がある方
食に関する知識を深めたい人: 食の歴史や栄養学に興味がある人方
自然食品に興味のある人: 加工食品を避け、自然な食生活を送りたい方
進化心理学とは?
進化心理学とは、人間の心や行動が、長年の進化の過程でどのように形作られてきたのかを科学的に研究する学問です。
食事に当てはめると、私たち人間の体は、太古の昔から続く食生活に適応して進化してきたと考えるものです。
太古の食生活が、現代人の健康に良い理由
人類は、長い間狩猟採集生活を送っていました。この時代、人々は主に肉、魚、果物、ナッツ、野草などなどを食べていました。そのため私たちの体はこれらの食品を最も効率よく栄養を吸収できるよう、長い年月をかけて進化してきたと考えられます。事実、この食生活は、現代の健康食と共通点が多く、高タンパク質で低糖質、そして食物繊維が豊富でした。
一方、農耕が始まってから食べ始めた「米や小麦」「豆類」は、人類の歴史から見ると比較的新しい食品です。
これらの食品も栄養価が高く、現代の食生活に欠かせないものですが、私たちの体が完全に適応しきれていない可能性も考えられるため、少し評価を落としています。(糖質の取りすぎという問題は、人類がまだ糖質に対応しきれていないことによる問題かもしれません。)
さらに、ここ100年ほどで急速に発達した加工食品や食品添加物などは、人類の進化の歴史から見ると、非常に歴史が浅くこれらの食事にはほぼ適応できていないと考えられます。これらの食品は、味覚を刺激し、手軽に食べられるというメリットがある一方で、健康に悪影響を及ぼす研究結果も報告されています。
進化心理学の観点から選ぶべき食材
狩猟採集時代の人々が食べていたような自然の状態で手に入る食材、具体的には、新鮮な野菜や果物、肉、魚、卵、ナッツなどを食べることをおすすめします。反対に特に避けるべきは加工食品や添加物が多く使用されているような食事ということになります。特に加工食品は、保存料や着色料などの食品添加物が大量に使用されていることが多く、これらの物質が体に与える影響については、まだ解明されていない部分も少なくありません。また、加工食品に含まれる添加物や過剰な糖質、飽和脂肪酸などが、様々な健康問題の原因となる可能性があります。更に、加工食品は栄養バランスが偏っているものが多く、必要な栄養素が不足しがちです。
まとめ
進化心理学の視点から見ると、太古の昔から食べられてきた自然な食品が、私たちの体には最も合っていると言えると思います。
現代社会では、様々な食品が簡単に手に入るからこそ、より体に取ってメリットのあるものを意識して選択していくことが重要ではないでしょうか。
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